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アーセナルの元アカデミーGKコーチ、スメルト先生にGK問題訊いてみたらマジ目からウロコすぎた

サッカー留学のプロフェッショナル集団「BAREFOOT様」のご好意で、2010~15年までアーセナルのアカデミーでキーパーコーチを務められたリー・スメルト先生とお話させていただく機会をいただきました。

限られた時間の中ではありますが、FAを獲得した教え子マルちゃんのこと、アーセナルの正GK問題、そしてボスの思い出話など色々お聞きしましたので是非ご覧ください!

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元アーセナルアカデミーGKコーチ リー・スメルト先生紹介

まずは先生のご紹介から。

リー・スメルト先生

ノッティンガムフォレスト、ピーターバラユナイテッド、ハリファックスタウン、カーディフシティ、エクセターシティなど数々のクラブでキーパーとしてプレー。

その後はGKコーチとして、チャールトン、そして2010~15年までアーセナルのアカデミーでキーパーコーチを務めるなどアーセナルにも造詣が深い。というか、そもそもハイバリー在住のガチグナの大パイセン。

現在はロンドンの全寮制のボーディングスクール、ロイヤルラッセルスクールでフットボールアカデミーでコーチを務め、子供達にフットボールの素晴らしさを伝えている。

ガチグナのリー・スメルト先生

初めまして、さると申します。よろしくお願いします!

(さるが着用している大砲柄のTシャツを見て)お、なんだ、君はアーセナルファンなのか?

あ、そうです。わりとアーセナルを応援させていただいております。

「そーかそーか、私もアーセナルファンだぞ?ダハハハハ」

え、マジですか!?それは話が早いです!おなしゃす!(テンションだだ上がり)

まずプロからアーセナルのコーチになった経緯を聞かせてください!

「実はね、子供の頃はアーセナルのスタジアムの近くに住んでいたんだよ。だから試合の日は紅白のマフラー付けて、親父と一緒によくスタジアムに通っていたよ。

そんな感じで子供の頃からフットボールはよく観てたんだけど、本格的にプレーを始めたのは10とか11歳頃、ジュニアスクールに入ってからだな。

ちょっと面白い話があってな、通ってたジュニアスクールがトッテナムのグラウンドの照明が見えるくらい近くにあったんだ。そんなこともあって、スパーズファンの悪友に誘われるまま、しょーーーがなくグラウンドにお邪魔して、当時のキーパーだったパット・ジェニングスとかを見ていたよ(笑)。

フットボールを始めた時は右サイドバックでプレーしてたんだが、どういうえあけ日曜サッカーでGKをさせられて、まぁそれがきっかけだな。うちのオヤジは『お前は絶対サイドバックをやるべきだ!』って言っていただけどな。ダハハハハ」

16歳でプロの世界へ そして名将との出会い

「学生時代は水泳選手でも五本の指に入るくらいの選手だったんだが、ディストリクト・スクールでプレーしていた16歳の時に、コルチェスター・ユナイテッドにスカウトされたんだ。プロの世界はそこからだね。

1年契約だったけれども、5,000人とか6,000人の前でプレーしたことは人生でも最高の瞬間だったよ。それから2年後、ノッティンガム・フォレストに移籍して、守護神だったピーター・シルトンの元で修行することになったんだ。

それとブライアン・クラフは知ってるよな?当時のノッティンガム・フォレスト監督の…」

いやぁ…さーせん、全く存じ上げません…

「なに!?78、79と、ノッティンガム・フォレストで(UEFA)チャンピオンズカップ(現ヨーロッパリーグ)2連覇という実績を残した凄い監督だぞ!?」

え?森にそんなすごい監督がいたんですか…..てか、森ってそんな名門だったんですね?

「そうだぞ。ノッティンガムにはとんでもねぇマネージャーがいたんだ。アレックス・ファーガソンに匹敵するような名将だ。ベリベリベリー最高の監督だからな!

ブライアン・クラフだけは覚えておくように!!(笑)」

はい!しっかり刻み込みました!

「そのあとは、ハリファックスタウン、カーディフ・シティ、エクセターとか色々なところでプレーさせてもらって、それからチャールトンでアカデミーのコーチをしていたところに、2010年、当時アーセナルのアカデミーのマネージャーだったリアム・ブレイディに声をかけてもらったんだ。

そこから5年間、アーセナルのアカデミーでキーパーコーチをやらせてもらった。長い長い歴史だよ(笑)」

教え子 エミ・マルティネスについて

FAカップ決勝 v チェルシー マルティネス

2010年ということは、エミ・マルティネスが入団した年ですよね?

「そうだな。エミのことはよく覚えてるよ。彼はほんといい奴でな、ベリベリーラブリーボーイだった(遠い目)」

そんなマルティネスがついにFA獲りましたよ!

「いやぁ、ほんとよくやったと思うし、私も誇りに思うよ。

彼は18歳でジョインしたんだけど、そこから一年間共にトレーニングをしたよ。それからファーストにジョインして、ジェリー・ペイトンと一緒に二人三脚でやっていた。

彼はね、とにかく練習の鬼だったよ!燃え尽きるんじゃないかと思って心配だったな(笑)。それくらい練習の虫だったよ。

だから今があるのも納得だ」

マルティネスとレノ、二人のタイプの違い そして正GK問題

v FCヴォルスクラ・ポルタヴァ ステファン・レノ

そんなマルティネスとレノ、二人のタイプの違いはどう思われますか?

「まずレノはヨーロッパのGK。そしてマルティネスは南米の選手。この違いは大きいね。

南米の選手というのはアスレチックでアクロバティック、そして足元が上手い選手が多い。そして欧州のキーパーは、堅実というか、安定している選手が多い。

これはあくまで個人的な意見として聞いてほしいんだが、アーセナルのファーストチョイスを選べと言われたら、私は迷わずレノだ。

ただエミとは一緒にやってきたし、ずっとここまで我慢してきたしな。なんとか踏ん張って欲しいとは思ってる。

君はどう思う?

いやぁ、それは超難問というか…10年間我慢してきたというのもあるし最古参の選手でもあるので、グーナーとしては1番を付けて欲しいという思いがある一方、現実問題どうなのか……とはいえこのまま二番手のまま報われないというのも、それはそれで本意ではないし……ゔぁー!

「そうだよな。チェフの裏方でも頑張ってきたし、レノが来ても2番手として頑張ってきた。

ただ誰かが2番手にならなきゃいけない世界、それがゴールキーパーなんだ。

一人しかゴールマウスは守れない。そういう厳しい世界だ。

チェフの陰に隠れていたダビド・オスピナも正代表GKだったが一番にはなれなかった。
どのクラブも一緒だ。プロとはそういうものなんだ」

ヴェンゲルの理想のキーパー像

スチェスニー v ユナイテッド

ところで、アカデミーでは一軍と同じようなメソッドで指導されていたんでしょうか?

「私がアカデミーで指導していた時は、4つの項目を基に指導していた。技術、戦術、心理面、ソーシャル、この4つ。

5年間リアム・ブレイディがアカデミーマネージャーだったが、彼はテクニカルでインテリジェントな選手を育てていたように思う。

ヴェンゲルもインテリジェントな選手を好んでいたのは知ってると思うが、、、

これも面白い話があってな、ある日ランチを食べていた時偶然ヴェンゲルと一緒になったんだ。私がコーヒー片手に歩いてたら、呼びつけられて彼と話すことになった(ニヤニヤ)。

開口一番アーセナルのGK全員についての意見を聞かせてくれと言われた。その時はちょうどチェフがアーセナルに来る前で、彼の購入に向けて良い立ち位置に付けていたんだ。

そしてヴェンゲルは、身長は190193cmで、スリムでアスレティックでテクニックがあって、とにかくインテリジェントで、などなど、とにかく理想のGK像を語り始めた。

そしてまたランチを食べ始めてぼそりとこう言うんだ。

『でも、こんな選手ロンドンで探すのは難しいよね?』

おそらくアカデミー世代の選手を世界中でスカウトして、育てていく必要があるということを言いたかったんだと思う。

ヴェンゲルは190193cmの機敏な選手を欲しがっていたようだが、子供の頃のスチェスニーがまさにその一人だった。

16歳の頃の彼は、メンタルも強くて全てを兼ね備えていた。まぁ若い頃は安定感はなかったが、今はほら、ユヴェントスで子供が二人もいるから、さすがに安定してると思うがな。ダハハハハ(笑)。

そこからGKを指導をするときはスチェスニーをベースにして指導するようになったと思うよ」

え!?シュチェスニーが!

Paddy Power ヴォイチョフ・スチェスニー

キーパーに必要な素養とは?

ヴォイチョフ・スチェスニー

プロのキーパーに必要な素養みたいなものはあるんでしょうか?

私が若いゴールキーパーを育てる上で、心理学的な部分で指針としている取り入れているのが5つのCだ。

これはコミットメント、コミュニケーション、コンセントレーション(集中)、コントロール、コンフィデンス(自信)の5つ。これは私が指導する上で大事にしていることだ。

私が若いキーパーを採用するとき、もちろんテクニックや戦術眼、そしてフィジカルの部分も見るようにしているが、性格も内向的なのか、外交的なのかということも重要な要素だと思っている。

個人的には、グループ内でも明るく陽気で、社交的なタイプの人間を探すようにしている。なぜならゴール前でハイレベルでプレーをするには、そういった心理学的な資質、メンタルの部分もとても重要なファクターなんだ。

ゴールが決まってしまえば誰もがキーパーに視線がいくだろ?それに耐えうる事が出来る鋼のメンタルが必要なんだ。

個人的には、キーパーとしてメンタルが強いほど最高のパフォーマンスが発揮出来る可能性が高いと思っている。そういった選手はEPPP(プレミアリーグの育成プロジェクト、エリートプレーヤーパフォーマンスプラン)の4つのフェーズを進む素養があるし、プロのゴールキーパーも近いと言えると思う。

そういった意味でも、スポーツ心理学の専門家のアドバイスというのは非常に有効だと思うよ。

なるほど確かに!!!

スチェスニー

プロの世界から学校教育の世界へ

プロの世界というのは、自分の全てを捧げなければならない、そういう厳しい世界なんだ。だから当然ハードだし、心身ともにきついしね、そろそろ身を引く時だとも感じていたんだ。

アーセナルを離れてからも、イングランドのサッカー協会やチャールトン、その他のプロクラブからも声を掛けられたけれども、さすがにすべて断った。

自分も長いことプロの世界でやってきて、まぁ歳も歳だしね(笑)そろそろ初心に戻るというかな、フットボールの楽しさみたいなものを伝えたいと思って学校教育の世界に移ったんだ。

それが今、私が指導させてもらっているロイヤルラッセルスクールという全寮制のボーディングスクールだよ。この学校にはフットボールアカデミーがあって、部活動の範疇を越えたハイスタンダードなプログラムがあるし、私の指導も少しは役にたつかなと思ったんだ。

フットボールアカデミーはイングランド全土のスクールトーナメントでも何度も優勝していて、これまでも何人かプロの世界に進んでいる子たちも出てきているんだ。

ボーディングスクールとは?
次世代のリーダーを輩出する学校のことで、あの『ハリーポッター』の舞台もボーディングスクールらしいよ(ハリポタ見たことないけど)。

イギリスのボーディングスクールはどこも文武両道を求められし、生徒のレベルも非常に高い。最近はアジアからの留学生も多いんだが、嬉しいことにここでのフットボール・プログラムを求めて海を渡ってくる生徒もいるし、と同時に留学生はみんな将来世界へ羽ばたいていこうと考えている生徒がほとんどだね。

なので、サッカーも本気で取り組みたくて、イギリスのエリート教育を受けたいという生徒さんがいれば、是非日本からの受け入れも大歓迎だよ。

日本であればBAREFOOTが窓口になっているので、彼らであれば親身になって相談に乗ってくれると思うよ。

ただ、もちろん学費はなかなかの額になるので、そこだけは頭に入れておいて欲しい!ダハハハハ。

これからの目標は、もちろんプロに通用する選手育成もそうだけど、フットボールを通じて社会に貢献できるような人間づくりの手助けができればいいと思っているよ。

実際、文武両道のボーディングスクールということもあるし、そういった土壌はあるからね。楽しみだよ。

先生、今日は貴重なお話、ありがとうございました!

編集後記

まずはTwitterから質問を送ってくださった皆さん、ありがとうございました。今回は限られた時間だったこともあり全てお訊きすることはできませんでしたが、理想のキーパー像やGKに必要な素養の部分が少しでも参考になれば幸いです。

そんな中この日一番響いたのは、

「ゴールマウスは一人しか守れない」

という圧倒的真実。。。

本当にどう考えても当たり前のことなんだけど、改めてコーチから言われるとまた違う重みがあるというか。。。

そんな重みに押しつぶされそうになりつつも、教え子マルティネスへの思いが少しでも伝わればと。。。

またヴェンゲル時代はシュチェスニーがまさかのGKのベースになっていたとは……

それとメンタルも納得であります。

普通水飲めねーから!

スチェスニー

てか、飲まねーから!!

というわけで非常に貴重なお話が聞けたのではないかと思います。

そして今回のこの対談は、先生もおっしゃっていたロイヤルラッセルスクールの窓口でもある「BAREFOOT様」のご尽力により実現いたしました。

もし海外留学やサッカー留学をお考えの方は是非BAREFOOT様のウェブサイトをチェキってみてください。

ほんと最高のエージェントさんですから!マジでマジで!(明らかにおかしいでしょ!俺見たいな下僕にこんな場を与えてくださるとか!)

というわけで、またこういった機会がございましたら、質問を募集させていただきますのでよろしくお願いいたします!

サッカー留学のプロフェッショナル集団 BAREFOOT様
https://barefootuk.co.uk/
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妄想記事を描いている猿

アーセナルのせいで日本に帰国できなくなった非国民、出家信者。「妄想8割・ガセ2割」をモットーにアーセナルのエア情報を垂れ流す意識低い系ブロガーとして、日本人グーナーのメディアリテラシー向上に貢献すべく、ほぼ毎日ブログを更新中。

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Arsenal (アーセナル) 猿のプレミアライフ

コメント

  1. 343 より:

    私はマルティネスだと思ってます。足技。

  2. 匿名 より:

    とても面白い記事ありがとうございます
    生の声が聞けてよかったです!
    ひとつ、気になるのですが、ノッティンガムフォレストは現在のチャンピオンズリーグ二連覇ではなかったでしょうか?

  3. […] アーセナルの元アカデミーGKコーチ、スメルト先生にGK問題訊いてみたらマジ目からウロコすぎた先日アーセナルのアカデミーでキーパーコーチを務められたリー・スメルト先生とお話さ […]