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「Eduardo da Silva Arsenal No.9!」CLリーグ10-11 アーセナル v シャフタール・ドネツク

エドゥアルド

Arsenal 6-0 Shakhtar Donetsk

UEFA Champions League, Emirates Stadium
Tuesday, October 19, 2010, 19:45

スターティング:
GKファビー

えでぃ スキラッチ総統 ジュルー クリシー

少年ジャック  歌さん

斉藤さん  キャプテン  ロッシー

石原

63 キャプテン→ぽんこつデニー
72 斉藤さん→黒シャビン
72 石原シャマフ→瀬尾君

Goal:
歌さん 19, 斉藤さん 42, キャプテン 59 (pen), 少年ジャック 66, 石原 69 ドゥドゥ 82

個人メモ:Block7 Row3 213

 

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チャンピオンズリーグ、シャフタール戦。

グーナー以外の方にとっては、単なるCLの一予選。

しかし我々サポーターにはそんな予選「ド返し」の歴史的な一戦。

そう、それはエドゥアルドの帰還。昨季限りでクラブを去ってしまったドゥドゥの記念すべき凱旋試合なのです。

そしてそれは、とにもかくにも、アーセナルの歴史に残る感慨深い試合でした。

本来、チャンピオンズリーグの予選という時点で、正直サポーターの熱はそれほど高くはありません。当然それがピッチを取り巻く雰囲気にも影響していくわけなのですが、今日はやはり特別。ただの予選でないことを皆知っているのです。

とはいえ、ドッカン!という吹き出すような熱量ではなく、やはりちょっと趣が違うというか。。

ふつふつと地面から沸き上がるような、何か爆発しそうで中々しない、停滞したマグマのような熱さというか。。。

それはピレスの時とも、ヴィエラの時とも全く違う、えも言われぬ不思議な雰囲気で。

そう。

エドゥアルドだからこその特殊な空間。

 

しかし皆、これから起こる事を予感していたのかもしれません。

奇跡的なその瞬間を。

 

前半エドゥアルドはベンチ。

それでも、時折鳴り響いては消え、消えてはまた鳴り響く、「エードゥアルドー♪ エードゥアルドー♪」のチャント。

スタジアムの至る所で唱われるそれは、「彼を早くベンチから解放してくれ。」の合図。

そしてもう一つ、「Eduardo Da Silva♪ Arsenal number 9♪」は、

「ドゥドゥは一生アーセナルの9番だ!」というグナの叫び。

「ロウソクの火を消しちゃいけない」とばかりに、チャントチャントの間に差し込まれるグナの心の叫び。

「心の底からグナで良かった」と実感させるに十分なチャントの数々。

試合よりなにより、この場にいられるだけでもうお腹いっぱい・・・。

 エドゥアルド

そして今日のこの試合で、自信が確信に変わりました。

アーセナルは極上のプロレス団体。

そう。ピッチが舞台の、キャラ溢れすぎの素晴らしい選手達が主役の、ガチンコなプロレスだということを。

 

勝つ時もあれば、負ける時もある。

エドゥアルドーのようなヒーローもいれば、デバのようなヒールもいる。

ガチの奴もいれば、しょっぱい奴だっている。

優等生もいれば、トンパチな奴もいる。

きっちりワークする奴もいれば、マイクパフォ専門の奴だっている。

怪我人多くてだずーん、優勝は出来なくても、選手を獲らなくても、

それでもこのクラブが好きな理由ってのは、

皆見事なバンプをとることの出来る、それはそれは素晴らしい奴らばかりだからだということを。

 

俺たちサポーターの声に応え、見事なまでのフィニッシュを極めて試合を締めくくってくれたドゥドゥは、間違いなく俺たちの選手でした。

公約通りマイクパフォーマンスを行わなかった彼をそっと抱きしめるかのように、彼がゴールを極めた瞬間、スタジアムは3年分のスタンディング・オベーション。

さらにはオフィシャルマイクも異例の煽り、

「ゴールスコアラー!エーーーードゥ!!」

に続けて「アルドーーー!!!」の大歓声。

 

その時実感しました。

それを見つめる熱狂的なグナ達もまた、この場を作り出している大事な1ピースであり、見事な脇役の一人だということを。

そんな今日の極上のスペシャルマッチを、写真で振り返ってみるとしましょう。

 

いつ聴いても鳥肌ものの、CLアンセム。

先制は歌さん。

エドゥアルド

ゴール前わしゃわしゃしたところで、余裕のラボーナ。というか今日もガシガシ上がってます。

 

そして2点目は斉藤さん。

エドゥアルド

シャマフの「いい子いい子セレブレーション」からのー、

えでぃの「おんぶセレブレーション」!

エドゥアルド

いえーづ!

も、体勢が崩れ、これは不発。。。残念!

 

前半終了、ハーフタイムで控えのドゥドゥがアップの為リングイン。

エドゥアルド

ここでも「エドゥアルドー♪」のチャント。

 

瀬尾君もウォームアップ。

エドゥアルド

何このリック・フレアーばりの青ガウン!?

猛烈に欲しいじゃないか。

 

後半、開始早々、PKゲトー。

エドゥアルド

蹴るのはもちろんキャプテン、ファブレガス。

ゴール左隅に決め、このパフォーマンス。

エドゥアルド

「FELICITATS MAMA」

カタランで「おめでとう、ママー」の意味とのこと。2日前キャプテンのママの誕生日だったらしいんですが、なんという孝行息子よ!と。

しかしゴール決めたから良かったけど、ゴールがなかったらこれは披露出来なかったわけで。ということはだな、こういうメッセージTを着ていても一度も表舞台に出ることなく去って行ったTシャツは世界中にたくさんあるんじゃねえか?・・・

えでぃも首筋にぶっちゅー。(心なしか避けるキャプテン)

エドゥアルド

「いがっだ!キャプテン!」

 

さあ、いよいよエドゥアルドの入場です!

花道に陣取ったドゥドぅとぽんこつデニー。

試合前ということもあり、ドゥドゥのちょっと遠慮がちな笑顔が人柄を現しているというか・・・。

エドゥアルド

ドゥドゥ「どうよ、最近?」

ぽんこつ「・・・寂しいっす。」

 

そして奇跡的なこのショット。

ドゥドゥの目の前を交代したキャプテンが、一度も目を合わせずに通過して行くこの場面。

そしてそれを見つめるボス。

エドゥアルド

その時ドゥドゥもあえて目を合わせようとはしませんでした。

しかしだからこそ伝わってくる二人の熱い気持ち。

 

この試合、キャプテンはドゥドゥとのシャツ交代を約束していたそうです。しかしこの時点で、ピッチ上での約束は果たされないことになりましたが、この瞬間すでに魂の交換は終わっていたのかもしれません。

 

そしてドゥドゥの凱旋を心より祝福するエミレーツ。。。

これが愛だよ、愛。

ドゥドゥへの愛の深さなのです。

 

4点目は最年少ジャックのジャックらしいゴール。

まずはシャマフに、

エドゥアルド

「あいあいあいー、よかったねえ~ジャック」

 

次はロッシーに、

エドゥアルド

「ジャックーよくやったぞ~!よくやった!」

 

そして最後はえでぃに、

エドゥアルド

「ほ~れ、たがいたがーい!たがいたがーい!うへへへへ~。いがったなあ~」

 

本当にみんなにかわいがられているのが伝わってくる場面です。

そして最後はまたえでぃの「ぶっちゅー」

エドゥアルド

今日のえでぃは首筋に「ぶっちゅー」がマイブームのようです。

 

5点目、シャマフのゴールでは、

エドゥアルド

えでぃとシャマフがアゲアゲダンシングー♪

 

そして最後は神が降しました。

この試合ラストを飾る6点目のゴールはエドゥアルド。

エドゥアルド

こんなことってあるんだろうか。

でも、あるんだなぁ。

なるべくしてなったような気がするよ。

 

これがアーセナルがアーセナルたる所以。

俺の提唱するガチンコで極上のプロレスたる所以なのです。

 

この時ドゥドゥは喜びを一切表しませんでした。

口をグッと真一文字に結び、ただ上を見つめ深呼吸。

その表情に見えた覚悟。

この瞬間こそが、彼の新たな人生の始まりだったのかもしれません。

 

赤シャツを着た選手全員、どれだけ駆け寄りたかったことか。

しかしそんな選手たちの代わりに、スタジアムは皆スタンディングオベーションでそのゴールを向かい入れました。

何故ならこれはアーセナルの1点。

俺たちアーセナルNo.9、渾身の1点なのです。

 

エドゥアルド

というわけで、スコア上は5-1となっていますが、

今日の試合誰がなんと言おうと、6-0とさせていただきます。

 

終了の笛が鳴り響き最後は皆ドゥドゥの元に駆け寄り、皆思い思いの想いを伝えます。

まずはロンドン王、ジュルー。

エドゥアルド

ジュルー「こんなんすよ!もーこんなんすよ!」

ドゥドゥ「まじで?凄いね。腐らず頑張れよ!」

 

お次はえでぃ。

エドゥアルド

えでぃ「おら、ドぅさんいねぐなってがら、寂しくてしょうがねえんだすよお・・・。」

ドゥドゥ「大丈夫!えでぃならやれるよ!立派にセレブレーション出来るよ!」

 

ジャック。

エドゥアルド

ドゥドゥ「アレでいいよ、アレで。前目でさガンガン打っちったほうがいいと思う。出来るんだから。」

ジャック「あざっす!」

 

瀬尾君

エドゥアルド

ドゥドゥ「怪我とかさ、色々あるけど、自分の好きなように上がればいいよ。お前のスピードなら大丈夫。」

瀬尾君「あざっす!」

 

歌さん

エドゥアルド

歌さん「エドゥさん会いたかったっすよー・・・。」

ドゥドゥ「俺も嬉しいよ。最近上がりすぎだけど、いいと思うよ。でもポカしないようにね。」

 

ロッシー

エドゥアルド

ドゥドゥ「帰ってきましたよー・・・。」

ロッシー「来月また会おうな!」

 

GKファビー

エドゥアルド

ファビー「ドゥドさーん!」

ドゥドゥ「おお!お前いたの!!w」

ファビー「いますよーー!!」

 

エドゥアルド

ファビー「俺ドゥさんで良かったすよ。俺あんなの獲れないっすよー。」

ドゥドゥ「まぐれだよ、まぐれ。お前なら守護神なれるよ。頑張れよ!」

ファビー「ざーっす!」

 

ぽんこつデニー

エドゥアルド

ぽんこつ「シウバさん・・・。」

ドゥドゥ「お前今日よかったぞ。その髪型とか。」

 

クリ

エドゥアルド

クリ坊「見て下さいよ、スコアボード。6-0ですよ。」

ドゥドゥ「・・・。」

 

そして最後はまたえでぃなのでした。

エドゥアルド

えでぃ「ドぅさん、いずでも来てけれすな!な!いずでもすな。な!」

ドゥドゥ「うん、ありがとう。また来るよ。また・・・。」

 

最後は四方に挨拶。

エドゥアルド

そしてシャツで汗を拭いました。

エドゥアルド

この後、この汗を拭ったシャツはトンネルで無事キャプテンに渡されたようです。

こんなにも愛され、こんなにも惜しまれる選手、いまんとこ俺は知りません。

今日だけはグーナーの一員としてプレーしてくれたドゥドゥですが、これからの新天地での活躍を祈っています。

 

試合も終わり、皆が席を後にし、ほぼガラガラになったスタジアム。

アーセナルのダイジェストがスクリーンに映し出されました。

映像の最後がドゥドゥのゴールシーンだったことは、俺の不安定な海馬にしっかりと焼き付けておきます。

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妄想記事を描いている猿

アーセナルのせいで日本に帰国できなくなった非国民、出家信者。「妄想8割・ガセ2割」をモットーにアーセナルのエア情報を垂れ流す意識低い系ブロガーとして、日本人グーナーのメディアリテラシー向上に貢献すべく、ほぼ毎日ブログを更新中。

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Arsenal (アーセナル) 猿のプレミアライフ

コメント

  1. shiba より:

    久しぶりに,サッカーの試合で感動しました。。。アーセナルファンでよかった。

  2. berg-kamp より:

    こんばんは。
    こんなスペシャルなゲームが見れるとは…。ほんとガナサポで良かったと思います。私もチームを去ってこれだけ愛させる選手を見た事がありません。これは忘れられないゲームですね。。。(笑)

    プロレス喩えのマイクパフォーマンス専門はもちろんエブエ?彼は今回ゴールした選手を抱き上げで祝ってましたね。エドゥアルドにもやっていれば最高でした。。。(笑)

    リンクを貼らせていただいても宜しいでしょうか?

  3. さる より:

    shibaさん、berg-kampさん
    また一つ歴史に残る試合が出来ましたね。
    本当に心の底からグナで良かったですよ。

    berg-kampさん
    僕もエブエが駆け寄ればいいのにと思いましたが
    一番困るのがエドゥアルドなんですよね。
    きっちり空気を読むときは読めるんだなあと感心ですよ。

    リンクの件ありがとうございます。
    こちらからも貼らせていただきますね。
    よろしくお願いします。

  4. より:

    エドゥアルドおめでとう涙

    天国(シャフタール戦)と
    地獄(バーミンガム戦)を見たような気分です(涙)

    泣けました。

  5. teoteo より:

    お久しぶりです。

    エドゥアルドは、選手としても人としても素晴らしい方というのが、猿さんのブログを読んで再確認できました。そして、アーセナルの一サポーターであることを心から嬉しく思えた試合であったと思えました。

    エドゥアルドのこれからのキャリアに多幸あれ

  6. MajorGeneral_ より:

    二回読んで二回ともぐっときました

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