
アーセナルが、イタリアの名物スカウト、マウリツィオ・ミケリ(57)を招へいか?というニュースが話題になっていました。
🚨🔴⚪️ Maurizio Micheli has agreed to join Arsenal as part of recruitment team under director Andrea Berta.
Micheli did excellent job at Napoli in recent years and he’s set to leave with #AFC move imminent.
Deal set to be formally sealed soon; after @SamiMokbel_BBC. pic.twitter.com/Lew0AJszMI
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) November 11, 2025
ミケリ氏はナポリのスカウト統括本部長を務め、近年のナポリ黄金期を支えた立役者の一人だそうで、移籍初年度にセリエA MVPを受賞した“クヴィチャ・クワラツヘリアを見つけた男” と言えばピンとくる方も多いかもしれませんが、多くないかもしれません。
ということで、マウリツィオ・ミケリとは何者か?
The Athleticの記事を元に紹介したいと思います。
アンドレア・ベルタ体制が進める「リクルート革命」

アーセナルの新スポーティング・ダイレクター、アンドレア・ベルタは、3月の就任以来、スカウト部門の再構築を急速に進めています。
前任者エドゥ退任後に暫定でチームを率いたジェイソン・アイトがチームを離れたことで、ベルタの周囲を固める「頭脳陣」の強化は最優先課題となっていました。
今夏にはすでにジェームズ・エリスがテクニカル・ダイレクターに昇進していますが、今回のミケリ氏加入は、その改革の“最後のピース”になる模様。
ナポリを頂点へ導いた“発掘職人”

現在57歳のミケリ氏は、イタリアでは知らぬ者のいないスカウト界の重鎮とのこと。(確かに相当な重鎮感ある)
ミケリ氏は28歳の時ウディネーゼからキャリアをスタート。
当時から革新的なリクルートで知られ、代表通算最多得点51を記録したガーナの英雄アサモア・ギャンや、
同じくガーナ出身で、ジャミラみたいな愛嬌全開のサリー・ムンタリといった、俺でさえワンチャン知ってる才能をいち早く見い出していました。

ブレシア時代には、北斗の拳の雑魚キャラみたいなマレク・ハムシクを発掘。

その後ハムシクはナポリのアイコン的キャプテンとなり、マラドーナの得点記録を超えるまでに成長しています。
こうした功績の数々がナポリの目に留まり、以後ミケリはナポリのスカウト部門で辣腕をふるうことになります。
33年ぶりのスクデット、その影にミケリあり
2022-23シーズン、ナポリは33年ぶりのスクデットを獲得したわけですが、その裏にミケリがいたのは間違いありません。
ウディネーゼ時代に共に働いたルチアーノ・スパレッティと再びタッグを組んだ彼は、キム・ミンジェを見つけ出し、セリエAを席巻した“怪物” クヴィチャ・クワラツヘリアを発掘。クワラツヘリアは加入初年度でセリエAのMVPを受賞しています。
「ベルタ × ミケリ」アーセナルの未来を変えるコンビになるか?
アトレティコ・マドリードで長年名将シメオネと共に戦ってきたベルタ率いる新体制。
そこに、ナポリで実績を積み上げたミケリが加わるとなれば、アーセナルのスカウティング部門は欧州でも屈指の陣容になる可能性があります。
文字通り、欧州の“発掘職人”が、満を持してロンドンの地へ。
ナポリで無名の選手たちを世界的スターへと導いたその眼力で、アカデミー育ちの才能、そして新たな原石たちをどう磨き上げていくのか?ベルタと組んだミケリの手腕が試されるところ。
とにかくこれは、単なる人事ではないのです。
アーセナルの未来を変える、大きな一手になりうる入組…
ホントこれイヤですよ?
こんなインテリヤクザみたいな2人に理詰めされたら

普通に心折れるってば…!
ちなみにベルタもイタリアンマヒア出身。
これはまさに、プレミア版地面師軍団結成の兆し…
「ベルタ × ミケリ」によるマフィア・コネクションの圧が、アーセナルの地価上昇(多分合法)を推し進めてくれるのかもしれません。
信じるか信じないかは、あなた次第です!


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