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「ロンドンダービーで起きた奇跡★現地レポ」プレミア19-20 チェルシー v アーセナル

v チェルシー グーナー

Chelsea 2-2 Arsenal

Tue Jan 21 – 20:15 Stamford Bridge

スターティング: やっべ!新シーズン始まっちゃったから本腰入れて更新しなきゃ!

ラカZ

ガビー 高田先生 ケンゴ

シャカ マテキン

ビッグサカ ルイルイ ムスタヒ ベジェりん

レノ様

■ゴール: ガビー (63) ベジェりん (87)/Jorginho (28 pen) Azpilicueta (84)

■ 交代:
55 高田先生 → KATSUMI
81 ロブ君 → ケンゴ
91 ガビー → ウィロッ君

■レフェリー: Stuart Attwell

 

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俺はとんでもないものを目撃してしまいました。

チェルシー戦という今世紀最大のドロー。

そんなドローあるかね!?っていう史上最高の幕切れ。

というわけで、あの日、奇跡の現場にいた人間として、可能な限りレポってみたいと思うよ。

アウェイボーイズの様式美

ノースロンドンからシャレ乙なスタンフォード・ブリッジまでは電車で小一時間。

途中乗り換えの駅でグーナーの一団と遭遇。

プレミアサポたるもの、駅構内、電車内、いついかなる場所でも唱うのです。

 

ちなみにKeenさんのこんなつぶやき。

さるさんの動画を見ても思ってたんだけど、極力赤いモノを身につけてない現地アウェイサポの厳しさよ…手袋、帽子、マフラー等、咳についてから装着できるグッズがほとんど。BLDでも、やはり身の危険があるのだなあ…

 

さすが姉さん!目の付け所がオサレ!

そうなんですよね。

この一団を見てもらってもおわかりのように、誰一人として赤いものは身に纏ってはいません。

グーナー チャント

一見するとチェルサポにも見える。

でも、これがアウェイボーイズの様式美。

 

常々、鶏小屋での「ノーロンダービー」は赤いもの厳禁!!というのは口が酸っぱくなるほど言ってますが(マジで刺されても文句言えないレベル)、アウェイ、特にロンドンダービーでもあんま見かけないかもしれないですね。

理由のひとつに「身の危険が…」というのは大前提としてあると思いますが、自分の感覚的にはガチなサポほど赤いの着てないイメージがある。

「赤いのなんて身につけなくても心は真っ赤」みたいな。そして、赤を身につけていないことに、心のどこかで誇りを感じている。憶測だけど、そんな気がしてならないのです。

それはアウェイボーイズの特殊性にあると思います。

まるでゲリラ特殊部隊のようにアウェイという戦地におもむき、着実に任務を遂行し、闇に紛れるようにひっそり帰還する。

そんな覚悟みたいなものを、アウェイサポ一人一人が持っている。少なくとも俺はそんな気概で参戦しています。

だから、一眼なんかでちんたら写真撮ってたら、隣のサポに「ふざけんな!」と言われたりするわけだけれども…うん、ごもっとも!(なので最近アウェイの一眼は自重しています)。

以前「ノーロンは戦争である」と言いました。これは嘘偽りなく我々の代理戦争がピッチ上で行われるのでそのような表現をしたわけですが、このビッグロンドンダービーもノーロンまでいかなくとも、北と南のプライドとプライドをかけた「絶対に負けられない戦い」なわけです。

当然戦地に駆けつけたアウェイボーイズも、シェフィールドとかウルヴス戦なんかとは比べようがないくらい気合が入ってる。

だからこそ、あのスタンドの熱量が生まれるわけです。

話を戻すと「現地アウェイサポの厳しさ」という部分は、アウェイサポもどこか誇りを持ってあんな格好をしている、そんな気がしています。

スタンフォード・ブリッジに潜入せよ!

そうこうしているうちに、スタンフォードの最寄駅、フラム・ブロードウェイ駅到着。

そう、ここはチェルシーじゃなく、フラムなんすよね。

こんなもん、フラムの間借りやないかないか、ったくー。

金は油水のごとく沸いてんだから、とっとと自社ビル建てたらよろしいやんか、なぁ?

というわけで、油橋、スタンフォード・ブリッジに潜入!

 

中に入ると、トイレにはこんなステッカーが…

「AFTV OUT」

そーいえばこの前のパレス戦でも「AFTV OUT」のチャント唱われてたもんなぁ…。

でもそーいうの嫌いじゃないです。

 

それは、さておきよ、

ムスタヒ、

頼んだよ。

じゃねぇと、AFTVの標的なっかんなマジで。

開戦

選手入場!

 

さすが油橋、爆薬を大量に使った過剰な演出でナイトゲームを盛り上げてくれます。

 

そして、本日のスタメンはこちら。

ベジェりん出撃!

しかもキャプテン!!

ついに我らが俊足野郎がAチームにが帰ってまいりました。

しかも早速キャプテンとか…もはや期待しかありません。

 

そして、開始早々バッキバキの緊張感あふれる中、一進一退の攻防が続いていたのですが、20分すぎ一気に試合が動きます。

ムスタヒのキーパーへの目測を誤った華麗なバックパスきっかけで、ダッシュで戻ったルイルイが相手選手を強引に引っ掛けペナルティ。

おまけに倒したルイルイも赤紙一発退場という大不幸時代突入。。。

 

うん、まぁみんなが言いたいことは、なんとなくわかる。

わかるぞ、俺もこー見えてただのバカじゃねーからな。うん、わかる。

だがしかし、俺は一つだけ申し上げたい。

申し上げさせていただきたい!

申し上げざるおえまい!

それは、

ムスタヒはちゃんとボールを見て蹴ってる

ってこと。

 

この度は、たまったま距離感がミスリンスタットしたのです。

そーなんだよ。

俺はわかるんだよ。

俺もFIFAプレーするとき、スクロールの先からパス出して、距離感ミスって相手に引っかかることあるもん。

みんなもあるやろ?

ゲームで起こることが、ピッチで起こらないわけねぇだろうって!

とにかく、俺が言いたいのは、

事件はゲームで起きてるんじゃない!ピッチで起きてるんだ!

以上!

ダヴィド・ルイスの三重罰問題

でも、そのあとの一発退場のルイルイは気の毒でしたね。。。

三重罰(PK、退場、出場停止)がなくなるみたいな話あったと思ったんだけど、有識者の皆さんによると、三重罰とみなされないのはボールにチャレンジした時の話で、今回みたいに明らかに身体に当たりに行く行為はフェアプレーニ欠けるとのことで、一発退場ありなんだそうです。

なるほど、じゃあしゃーない!

ていうか、この退場に関しては、三重罰あるなしに関わらず、俺は全く驚かないわけです。

いいですか、皆さん。

 

我々は何度このスタンフォード・ブリッジで赤紙かっくらいましたか?

 

私の記憶が確かならば、アンドレ・マリナー教授によるギプスとチェンボ取り違えベイビー退場、

さらに「ジエゴンvガブちゃん」の後ろ蹴り未遂事件と、(これ当たってねーからなマジで。誤審だよ誤審!)

ガブリエウ v コスタ チェルシー

俺の周りでも既に2件も被害が報告されているわけです。

 

というわけで、俺は全く驚かないし、

むしろ誰も退場しない方がおかしい!!!

とさえ思ってしまうわけです。

そしてホームサポから超絶ブーイングを浴びながらも、後ろ髪をなびかせながら風切って退場するルイルイな…

やっぱヤツはスタンフォードが似合うよ!

そしてこのレッドも、まさにシンクロニシティ。

味方ながらあっぱれ!

ちなみにその後ルイルイはVARルーム?の檻の中に隔離されちゃったみたいですが、

魂みたいなもんは、しっかりとピッチに遺してくれました。だからこそあのようなメイクミラクルが起きたのです。

さて、前半わずか20分でPKを決められたあげく、肝心要のCB不在で10人になってしまったアーセナル…

絶体絶命の大ピーンチ!!!

しかし、ここまでがプロローグでした。

ここから本番が始まるのです。

「本番」始めようか

前半なんとか10人で凌ぎ切ったアーセナル、1-0と1点ビハインドのまま後半突入。

つっても人数が増えるわけでもないし、順調にピンチなわけですが、それでも俺はワンチャンあると思ってました。

なんたって、あの宇宙王者チェルスキー相手に肝心要のCB失ってもなお10人で凌ぎ切ったんだから、なんかある!そう思っテタわけです。

すると60分過ぎ、その瞬間がやってきました…。

 

我らが超新星ガビー、快速飛ばして一気…

イッキ…!!!

 

いっき!!!!!

 

もはや、マジ「いっき」なみのケイオスなスタンドはこちら。

 

そら萌えるよね…

燃えるよ!!

ホームサポからバリゾーゴン罵られてディスられて、こうならない方がおかしいって!!

 

そして救世主ガビーはこんな記録をおっ立てました!

21試合で10ゴール

つまり、ほぼ2試合に1ゴールは決めてる計算…

はい、そーです。

ピーター・アーツ以来の神童爆誕です。

 

ちなみに、ガビーのこの謎の腕組みパフォは、

「サポのおっさんのマネだった!」ってことが判明しております。おっさん、ありがとうございます!

 

そしてこのゴールの注目は、やはりカンテ先生ですよね。

滑るよ!

すっごい滑るよ!!

って桜庭も怒ってくるやつ。

 

マジで油撒いてんちゃうか?

ってくらい、

油橋のピッチはすっごい滑るんだから、

是非気をつけてください。

あともひとつ言っとくと、このアシストはムスタヒですからね

グーナー各位は肝に命じておくように。

 

いやぁとにかくよ、ガラスの十代に命を救われました!

そらぁチャントも出来ちゃうよって話で。

ガビーありがとう!!!!!

 

そのあと不用意なセットプレーから押し込まれて再び逆転を許してしまいますが、まさかこんな感涙のドラマが待っていたとはよ……

魅よ!87分、”我らがキャプテン”ヘクター・ベジェリン黄金の、いや、魂の左脚を!!

この映像見たらわかるけど、ゴール前の密集の中、まさにそこしかないっていう弾道だよこれ。。。

おそらくベジェりんには、ゴールへと続く光のラインが見えていたんだと思う。

ホワイトベースに帰還するモビルスーツを誘導する、あの光みたいなものが…。

 

そして、これがその時のスタンドなんですけどね、

 

静かなんですよ…。

是非1点目と見比べて欲しいんですが、1点目より圧倒的に静かなのです。

こんな土壇場で追いついたらさ、普通こっちの方が盛り上がるじゃないですか。

でもそうじゃなかった。それは何故か…?

 

夢なんですよ。

皆、夢の中にいたのです。

誰もこの現実が信じられない。

フワフワと幽体離脱して、どこか遠くの国の出来事を見てるみたいな、そんな感じで。

 

でも夢の中にいたのは、サポーターだけじゃなかった。

もう一度ベジェりんのゴールシーンを見て欲しいのだけれど、

ゴールが決まった瞬間、一瞬、選手達も止まっちゃってるんすよね。

 

嘘でしょ?

どーせオフサイトか言うんでしょ??

てか夢でしょ???

そんな感じで。

 

でもこれは「現実」だったのです。

れっきとした「正夢」だったのです。

Nothing is Impossible

70分、宇宙王者チェルスキー相手に10人で戦い抜くという現実を、メイクミラクルと呼ばずしてなんと呼ぶと言うのか。

否!これはメイクミラクルなんかじゃない。

起こるべくして起きた、起こすべくして起こした、

「Nothing is Impossible」

信じるという物語を観たのです。

 

ドローで大喜びとか、めでてぇヤツだなと思われるかもしれません。

でもね、これはドローなんかじゃない。

勝ちですよ。

スカ勝ち。

もう一度言います。

あの宇宙王者チェルスキー相手に70分を10人で戦い抜き、完膚なきまでダズーンさせた。

これを勝ちと言わずしてなんと言うのか?

俺の中では勝ち点100!!

いや、これってグーナー全員の総意じゃね?

 

アーセナルはね、現在10位なんですよ、10位。

でもさ、優勝争いなんかしていなくても、こんなにも熱くなれる、感動できる瞬間があるのです。

そんなことを考えていると、昔ガチのシェフィールド・ウェンズデーサポから聞いた、こんな言葉を思い出しました。

 

「アーセナルファンはかわいそうだよな。

1試合負けたくらいで落ち込んでよ。

それ観てて楽しいのか?

俺たちなんか1試合勝っただけでお祭り騒ぎだぞ!!」

 

今身に染みたよ。若干シチュエーションは違うかもしれないけれど、順位を度返しして見えてくるフットボールの素晴らしさ。

勝負の根底には、点差や順位では測れない何かがある。これこそが「THE宗教戦争」フットボールの醍醐味ではないですか!

それは、この日のスタンドの熱狂が全て!

 

それは、決勝点を決めたキャプテンの言葉も物語ってるよね。

「ゴールの瞬間はいつも嬉しいよね…でも、今日はちょっと違う。

皆が全員ピッチで共に戦ったこと、それが一番なんだ。

今夜はよくやった。ボクたちは最高のチームだ。

#COYG」

 

本日1月25日、ヨコハマフットボール映画祭で「89」が一日限りの限定上映されました。

この映画のヤバさはこの動画で語っているので、興味のある方は見ていただければと思いますが、

この映画は88-89最終節、絶体絶命の中、リバポーを破り優勝をもぎ取ったアーセナルの奇跡を描いたドキュメンタリーフィルムなのですが、

これって、まさにこのチェルシー戦ではないですか。

 

「絶対に諦めない」という全員の強い気持ちが導いた奇跡、

否、必然!

 

そんなDNAは脈々と受け継がれているのです。

そして「89」は優勝を描いた映画だったけれども、

これから我々は、アルテタという船頭の船に乗ってだな、

新たな夢を見つけにいくんですよ$@^%@!*&^★&#!!!

 

すいません、取り乱しました。

 

まぁとにかくそういうことだから、引き続きCOYGってことです!!

そして、俺は、心からアーセナルでよかった。

再びそう思ったのです。

 

 

v チェルシー グーナー

夢を見た。

俺は夢を見たのです。

今季1番の夢を。

そしてこれからも、夢を見続けるのです。

 

 

燃え尽きた俺は、試合後、天龍になりました…。

チェルシー戦総括

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妄想記事を描いている猿

アーセナルのせいで日本に帰国できなくなった非国民、出家信者。「妄想8割・ガセ2割」をモットーにアーセナルのエア情報を垂れ流す意識低い系ブロガーとして、日本人グーナーのメディアリテラシー向上に貢献すべく、ほぼ毎日ブログを更新中。

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Arsenal (アーセナル) 猿のプレミアライフ

コメント

  1. OZZY より:

    アフロの退場。
    ガビゴン独走。
    そして真のキャプテンの帰還。
    なんだよこれ…ヴェンゲルのアーセナルみたいじゃないか。

  2. ロシスキー より:

    おっしゃるとおり、ドローだけど勝点100!
    いまだ思い出してニヤニヤします。最高。

  3. […] 「ロンドンダービーで起きた奇跡★現地レポ」プレミア19-20 チェルシー v アーセナルチェルシー戦で目にしたもの、耳にしたもの、俺の全て。www.arsenal-monkey.com2020.01.25 […]

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