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「知ってりゃ100倍楽しめる!」猿でもわかる!イングランド v スコットランド戦の意味

皆さんEURO2020「イングランド v スコットランド」はご覧になりました?

いやぁ俺も初めてユーロフル観戦したのですが、いろんな意味で楽しめました。なんたって、おそらくこの予選内一番の因縁対決ですから。

イングランドとスコットランドは同じ大英帝国に所属する”国”ではありますが、実は全くの異国。

試合のノリ的には、いわゆる日韓戦的な激しめのヤツです。

その理由は、一概に「近親憎悪」では片付けられない、「スコットランドの歴史は、イングランドとの争いの歴史」と言われるほど長い長い戦いの歴史があるのです。

というわけで「知ってりゃ100倍楽しめた!イングランド v スコットランドの意味」について。

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猿でもわかる!イングランドとスコットランドのクセ強目の歴史

まずは「スコットランドの歴史は、イングランドとの争いの歴史」と言われる、両者の歴史についてざっくり説明してみたいと思います。

呆れるぐらいざっくりすぎてご批判もあるかもしれませんが(そんなの一言で語れるわけないんだから!)時間がない人向けってことでご容赦ください。

てか俺も別にUK専門家じゃないし、永住権VISA取得者必須試験「※Life in the UK」のテスト勉強でちらっとやっただけだから話半分で聞いてください。もっと学びたいって人は国会図書館とかにでも行って調べてみてください。

Life in the UKとは?
英国永住権を取得するためにパスしなければ難関テストの一つ。英国の日常生活ルールから、偉人、ミュージカル、戦争の歴史まで幅広く問われる謎テスト。一回50ポンド。落ちたら金払って再テスト可。ちなみに俺は寝ても覚めてもアイホンテストアプリが功を奏し一発合格。(ドヤ顔)

それではイングランドとスコットランドの関係について。

昔々イングランドとスコットランドには別々の王様がいて、全く別のキングダムでした。もちろん民族の毛色や母国語もわりと違う異文化。

しかし1603年(日本では徳川家康が江戸幕府を開いた年)イングランドの女王エリザベス1世の崩御を受け、当時スコットランドの王様だったジェームズ6世という偉い人がイングランドの王様も兼務することになりました。これが後の「United Kingdom」誕生のきっかけとなります。

しかし何故スコットランドの王様がイングランドの王様を兼務することになったのか?それは彼の母メアリー・ステュアートの血筋が影響しています。

イングランドの女王エリザベス1世には跡取りとなる子供がいませんでした。そこで白羽の矢が立ったのがこのスコットランド王のジェームズ6世。

彼の母メアリーの祖母マーガレットが、イングランドのテューダー朝の始祖でもあるヘンリー7世の娘。そんな彼女がスコットランドのジェームズ4世のもとへ嫁いだため、ジェームズ6世もイングランドの王位継承権を持っていたというわけです。

なんだかよくわからない?

大丈夫です。

一般人になどわかるハズがありません。

とにかくたまったま、貴族のそーいう血筋の人だったってことです。

ちなみの当時のスコットランドの人口は約80万人の大貧国。一方のイングランドは既に450万人もいる大国だったようで、居心地が良かったんでしょうか、イングランド王になったジェームズさんはスコットランドにはなかなか帰らなかったようです。

わかります。俺も田舎から東京に出てきた時は、なかなか実家には帰りませんでした。しょうがありません。貴族とはいえ、それが人間の性というものです。

話を戻すと、運命のいたずら、否、貴族のいたずらにより、イングランドと一緒になってしまったスコットランド。

しかし一緒になる前は、数百年にも渡り争いを繰り広げていた両者です。一朝一夕で「仲良しこよし、お手手​繋いでチーパッパ」とはいきません。俺みたいな大平民でもわかります。

問題の一つは、スコットランドの統治権をイングランドサイドが掌握していたということ。

この合併によりスコットランド議会は閉鎖。その後スコットランドは約300年にわたり、ロンドン・ウェストミンスター(ビッグベンのとこ)にあるイギリス議会から直接統治を受けることになります。(スコットランド議会は1998年頃復活)

また18世紀中盤にはスコットランド・ハイランド人と政府の間に起こった争いにより、スコットランドで話されていたゲール語がキルト(タータンチェックの民族衣装)やバグパイプとともに禁止されるなど、スコットランド人のアイデンティティ剥奪と思われる数々の弾圧まで起こります。

↓キルトはこちら

さらにそこに輪をかけて宗教問題まで絡んでくるわけですから、そらぁ一筋縄ではいきません。

またスコットランドには数々の歴史的賢人がいるのをご存知でしたか?

現在の世界の基礎を創り上げた「創造主四天王」もスコットランドで誕生しています。

電話を発明したベル、抗生物質ペニシリンを発見したフレミング、そしてイギリス産業革命の立役者である蒸気機関を発明したワット、さらには「経済学の始祖」であるアダム・スミスは全てスコットランド出身です。ぶっちゃけ「この四人さえいれば地球は回る」ってくらいのスーパースター揃い。

でも皆さん、彼らはイギリス人って習いませんでした?

うろ覚えだが、俺はそう習った記憶ある!(きっぱり)

最近では、イギリス最大鉱物資源の採掘場・北海油田が拡がっているのもスコットランド沖なのに横取りされてる感あるし、結構リスキーな原子力潜水艦がスコットランド沿岸に配備されたりと、全ていいとこ取りで都合のいいイングランドに対しては皆色々思うところがあるわけです。

このようにスコットランド特有のアイデンティティの保守や、遠く離れた奴らにいいようにされたくない!!

みたいなことがスコットランド独立を支持する皆さんの意見であり、ひいてはこういった国際試合にも顕著に現れるというわけです。

以上かなりざっくり説明しましたが、ざっくりすぎて「それは違う!」って人がいても、ひれ伏す準備はできています。ご安心ください。

識者の方々からもこんなリプをいただきました。

プレミアリーグ見ててもスコットランド人監督は『外国人監督』という扱い。

そういえば『フットボール批評』さんでベンゲル-ファーガソンの記事を書いたとき、ファーガソン関連本もいくつか読んだんだけどその中に、イングランド代表監督を打診されて断ったという話があった。「えっ就任したら絶対スコットランドより弱くするけどいいの?」って。そういうことよね笑

Brexit以前、スコットランドはイギリスの大学に行く場合はEU国扱いで他のUKの学生より授業料が高かったのよ。今はどう言う扱いなんだろう。

まぁ諸々そんなんだから、熱いに決まってるわけよ。

試合前、拳で分かり合う両陣営サポの皆さん。

そしてみてよこれ。ロンドンのど真ん中、レスタースクエアを埋め尽くすスコットランドの民を!

つい先日までコロちゃん世界ワースト国だったここ英国におきましては、

コロナはもはや概念へと昇華しました。

まぁコロちゃんも、

3、400年の争いの歴史に勝てるわけがないっての!!

そして昔はホコタテで戦っていた両者も、今は己の肉体のみで戦う健全な戦争へシフトザチューチャー。

そんな激アツマッチの結果はニルニルドロー。

試合後のウェンブリーには、大観戦とブーイングが交差したのでした。

これはある意味スコットランドの大勝利。

どんくらい大勝利だったかっていうと、

スコッツサポが大騒ぎしすぎて、ハリケーンの敗者インタビューが一切聞こえなかったくらい。

いやぁ、

テスコおめでとう!!

以上ざっくり説明してきましたが、こんな一記事でまとめられるわけがありません。もし興味を持たれた方、これきっかけて色々調べてみてください。

そして次回イングランドとスコットランドが対戦する際は、あ!なんかあった!くらい頭の片隅において観戦するとより楽しめると思います。

ユーロ2020優勝国予想と推しの国

こんな質問をいただきました。

ユーロ2020優勝は何処の国だと思いますか?
推しの国はありますか?

優勝はフランスあたりがサクッといっちゃうんじゃないでしょうか?内ゲバさえなければ。

推しの国ということですが、基本ノンポリなんでぶっちゃけどこでもいいんですが、強いて挙げるとするならばスコットランド。

テスコ、怪我しない程度にやってやれ!

あと北マケドニアもいい思い出作って帰って欲しいと思います!

え、イングランド???

いやぁ……

サカがフル出場なら考えてやってもいいぞ。

でも、

イングランドって、ステキやん♪

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妄想記事を描いている猿

アーセナルのせいで日本に帰国できなくなった非国民、出家信者。「妄想8割・ガセ2割」をモットーにアーセナルのエア情報を垂れ流す意識低い系ブロガーとして、日本人グーナーのメディアリテラシー向上に貢献すべく、ほぼ毎日ブログを更新中。

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Arsenal (アーセナル) 猿のプレミアライフ

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