10月5日ホームのセインツ戦でベンチ入りし、83分パーティに替わりついに右SBで復帰を果たした冨安。膝の負傷でプレシーズンから数え約4ヶ月ぶりのピッチとなったわけですが、その時の心境を語っていました。
(サンスポ)
スポンサーリンク
冨安の歴史は怪我との戦いの歴史
冨安のセインツ戦後のコメンツ
「正直に言えば、より早く、かつより良い状態で戻ってこられた。いろいろありましたし、チームと話し合いながら。戻ってくることができたという意味では、ポジティブに捉えたいですが、人生で一番ストレスのたまる期間でした」
冨安の歴史は怪我との戦いの歴史といっても過言ではありません。
シーズン通してフル出場は皆無。怪我が治り、ピッチに立ったと思ったら怪我を再発。時には代表戦から戻りそのまま戦線離脱ということもあり、冨安にとっては苦虫を噛み締める日々が続いていました。
しかし「万全を期して今度こそ!」と臨むはずだった今季も膝の怪我で開幕戦に間に合わず…
そういう中で出た「人生で一番ストレスのたまる期間だった」という冨安の言葉。
冨安はワールドクラスのDFの一人だと思っています。
森保メモに「左に冨、右に安、真ん中に健」と書かれるほどポリデントな、否ポリバレントな選手どこにいるだよ!って話。
フィジカルの問題さえなけりゃ、目が開けらんないほど輝ける漢なのです!
しかし度重なる負傷で、移籍報道も度々浮上しているのも事実。
インテルが熱視線…しかし冨安の出した答えとは
この夏もイタリア方面からの話がありましたが、引き続きインテル、ユヴェントス、ナポリら辺が冬の獲得を狙っているとの噂。
特にインテルは€30mでの打診を考えており、獲得を進めたいという具体的な話も。
そんな中、インテル専門サイト「InterLive.it」がこのような報道。
「夏のマーケットでは複数のイタリアのクラブが関心を示していたが、選手が考えているのはできるだけ早く復帰することのみ。
直近の情報では、冨安は、たとえスタメンになれずベンチスタートになっても、ロンドンに残り勝負するという強い考えを持っているようだ。
現時点の序列で後れをとっている冨安だが、それだけで全てを諦めるような日本人ではないということだ」
そして以前冨安は「NumberWeb」のインタビューでこのような発言をしています。
要約すると、
「正直限界を感じた。それはシント=トロイデンやボローニャでは感じなかったもの。外から見てるとより『俺にこれができるのか』と思ってしまい、実際に自分がピッチに戻ったときにそのイメージが先行してしまい、かなり難しかった。
迎えた2シーズン目も、プレーに自信を失い、2023年の夏アルテタのもとに直接話をしにいった。完全に自信を失ったことも伝え、『ローンで出場機会をしっかり得て、コンスタントにプレーすることでまずは自信を取り戻すことが必要ではないか』そのような話をした。
監督からは『シーズンを通して使いたいから残ってくれ』と言われたが、監督は選手に対してそういう風に言わないといけない立場なので、あまり大きく捉えてはいない。
自分より他の選手の方が普通にいいと思うことが多々ある。そこまで自信を持てないというか、自分に噓をついてまで、自信を持つことは僕にはできない。
しかし今は、いい意味でも悪い意味でも、矢印が自分にしか向いてない。
もちろんきつい時期はあるが、後々考えたときにその時期が良かったと思えるようにやるしかない。そういう経験があるからこそ、後から見ればより深みのある人間に、より強い選手になれると思う。アーセナルでの日々もその過程。
今はまだまだ挫折の途中だと感じているが、最終的に勝てばいい、そう思っている」
あの冨安でさえ、もがき苦しみ悩むほど、プレミアのレベルは果てしなく高い。
でも冨安に一つだけ言いたい。
「監督は『シーズンを通して使いたいから残ってくれ』と言わなきゃいけない立場」
これは、アーセナルに限っては違う。
「選手の好きにやらせてやりてえんだよなぁ…」というおぎやはぎマインドを持ったテタさんは、選手が移籍希望を出せば、ほぼほぼそれを実現させてきました。
それはあのレジェンドナンバーを背負った10番スミスロウや、14番エディでさえも。
それだけ冨安はアルテタにとって必要な漢。
もう一度言いますが、
左に冨、右に安、真ん中に健
冨安は間違いなくワールドクラスのDF。
今季こそ。
コメント
nqq2wg