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ラムズデールには死ぬほど頑張って欲しい理由

突然ですが、ノーロン前のラムズデールとラヤの練習風景です。

まずはこちらをご覧ください。

そして

ラヤのセービング

ラムズデールのセービング

得てしてメディアってのはストーリーを作りたがりますが、

それでも若干ラムズデールの雲行きが怪しくなっております。

というわけで、そしてアーセナルGK問題の行方を、今回はラムちゃんとダビド・ラヤの比較をくめて考察してみたいと思います。

ダビド・ラヤがデビュー戦から立て続けにクリーンシート

エヴァトン戦で初めてアーセナルのゴールマウスを護ったダビド・ラヤ。

その実力は折り紙付きではありましたが、第二GKと思われていたラヤが、カップ戦ではなく、プレミアでデビューしたことにグーナー界隈はざわつきました。

しかしこれは、CLに向けた布石。

CLを “物凄く大事な試合” と位置付けたテタさんがラムちゃんを休ませたのだ!

ほとんどのグーナーがそう思ったに違いありません。

実際テタさんも、エヴァトン戦の試合後のインタビューで「よくあるローテーションの一環」と語っており、誰もがCLの行方に注目していたのですが、

宇宙に激震が走りました。

CLもラヤが先発。

確かにエヴァトン、PSVと2連チャンのクリーンシート。

まぁ相手が相手ということを差し置いても、その出来が素晴らしすぎたのです。

安定感が異次元。

全てにおいて及第点以上。

特にハイボールの処理と足元、そしてロングパスの精度が鬼。

さらにパスの総距離840メートルはCL出場選手の中で最長を記録。

これほどの神GKを格安でお譲りくださったブレントフォード様には、ただひたすらドゲザーしかありません。

今季は£3mのローン(来夏£27mの買取オプション付き)。
というテイになっていますが、これはブレントフォードがアーセナルのFFPに協力してくれたことで実現したもので、事実上の完全移籍。

このようにダビド・ラヤの実力が飛び抜けてヤバイことは「ラヤの自由研究」でも散々言及しましたが、おさらいを兼ねて今一度触れておきます。

ダビド・ラヤのここがヤバイ

シンプルに足元がヤバイ

動画を見てもらえればわかりますが、もはやストライカーがゴールマウス護ってる雰囲気。

幼少期から兄と共にひたすらフットサルをプレーしていたというラヤは足元の技術もプレミア屈指で、GKからビルドアップを始めるアーセナルのスタイルには秒でフィットしそう。この辺がテタさんの評価ポイントが高かったのだと思われます。

ロングフィードが異次元

さらにとんでもないのがそのパス精度。

ショートパスだけでなく、中盤やロングフィードのパスはマジ異次元。

これは一試合での精度。

ちょっと凄すぎて意味がわかりません。

イヴァン・トニーは公称179cm(ってことは176cmくらい)の、フットボール選手としてはさほど上背のない現在服役中の選手。

そんな彼がうまいことボールを収められていたのも、このダビド・ラヤのピンポイント爆撃の恩恵が大きいと思われます。

抜群の反射神経

また抜群の反射神経もあわせ持つラヤは、シュートストッパーとしての能力も高く、昨季もリーグ戦38試合に出場し12のクリーンシートを達成。

アーセナルのデビュー戦となったエヴァトン戦、CLデビューとなったPSV戦も、卓越したハイボール捌きであっという間にクリーンシート2連発。

決して足元やロングフィードだけの選手ではない、オールラウンダーっぷりを魅せつけております。

ダビド・ラヤとラムズデール比較

そんな中持ち上がっている、どっちが守護神問題。

というわけで、ラムズデールとダビド・ラヤの比較です。

まずは22/23シーズン、sky sports出展の目に見える数字の比較から。

クリーンシート数と失点数が少ないのもラムちゃんですが、

セーブ数とセーブ率、なによりパス数がダンチ。

これだけ見ても、足元の有能さとビルドアップの貢献度が見てとれます。

さらに様々な項目をポイント化したもの。

スイーピング(飛び出したりとか裏のケア、カバーリング?)以外、シュートストップ、手で弾く、クロスの処理、パス精度で大幅に上をいっており、

総合すると、ラムちゃん3.84 ラヤ11.23 とちょっと意味がわからない差がついております。

あくまで数字的にはですが、

エグいくらいダントツの出来。

これだけでも

ラムちゃんもマジうかうかしてらんねぇレベル

ってことがおわかりいただけたかと思います。

またさきほども足元を見てもらいましたが、

足元だけならラムちゃんを遥かに凌ぐ安定感。

さらに詳しい22/23の比較。

先ほど言及したパス数だけでなく、タッチ数、枠内での処理はもとより、

「ロングパスの精度」も ラムちゃん 29.24% に対し ラヤ42.09% とほぼ1.5倍。

「ロングパス成功」ラムちゃん3.7に対しラヤは10.8と3倍近く差をつけダンチ。

という結果になっています。

さらに昨シーズンは「ホントかよ!?」っていうこんな記録を達成?

なんか全部一位…

タッパは183cmとキーパーにしては小人サイズではありますが、足元、パス、セービングと三拍子揃ったMr.パーフェクトのようなGKなのです。

となると、

ラムちゃん下手したら1番獲られる可能性あんぞこれ…

と思っていたところで、今回のような事態が起こっているわけです。

三笘が一番恐れるGK

以前三笘が「対峙した中で凄かったGKは?」という子供たちの質問に、ダビド・ラヤの名前を挙げていました。

ブレントフォードのキーパー、スペイン代表のGK(ダビド・ラヤ)は結構良かった。いいキーパーってのは自分から動かない。なるべく我慢できて、最後まで見れる。

自分からキックフェイント引っかかるんじゃなくて最後まで見れる。そして最後は自分でチャレンジできる。そういうキーパーは嫌ですね。

プレミア屈指のスーパーストライカー三笘にも嫌がられるダビド・ラヤ。

これはただごとではありません。

さらにこれらの数字から「本当にただのローテなのか?」という疑問が湧いてきます。

直近の最大の関心事としては

ノーロンはどちらが護るのか?

ということで、それを含め今後のGK問題について考察してみたいと思います。

どうするどうなるGK問題

アーセナルを取り巻くGKバトル。

考えられるのはこの3つの可能性。

1. ラヤをCLで先発させるため、あえての2連ちゃん
2. 試合ごと、戦術ごとに入れ替える
3. このままラヤでラムズデールが実質上の第二GKへ

1. ラヤをCLで先発させるため、あえての2連ちゃん

アーセナルの伝統として第二GKがカップ戦をプレーするというものがあります。

故にエヴァトン戦はCLに向けたラヤの慣らし運転。

今後はプレミアをラムズデールが護り、ラヤがCLを護る方向にシフトザフューチャー。

2. 試合ごと、戦術ごとに入れ替える

テタさんがインタビューで明言していたのが「ローテーションの一環」というもの。

これまでテタさんは、過去2度、試合中にGKを交代しなかったことを悔やんでおり、今後はその場でその場で臨機応変にGKを交代していきたいと語っています。

試合は11人で戦うものであり、GKもフィールドプレイヤーの一人!という考えのもと、対戦相手や戦術ごとにGKを交代する可能性が考えられます。

3. このままラヤでラムズデールが実質上の第二GKへ

最後はラヤが第一GK、ラムちゃんが実質上の第二GKになるというもの。

GK比較から見ても申し分のないラヤの実力。他のクラブなら即先発起用されていても全くおかしくない選手です。

そうなると、プレミアは基本ラヤが護り、カップ戦をラムちゃん…という流れが出来るかもしれません。

以上考えられる3つの考察ですが、

2の「試合ごと、戦術ごとに入れ替える」というのは、出たり入ったりが続くと、選手にとってはフィジカルだけでなくメンタル的にも安定しないだろうし、なにより試合途中で放り込まれて即結果が出せるほどGKという職種は甘くないと思うので、これはなかなか難易度が高い。

となると、ラヤの慣らし運転か、もしくはラヤがこのまま先発か…

でも「試合ごと、戦術ごとに入れ替える」ってのもやりかねないんだよなぁ…テタさんだもの。

とにかくこれこそがミケルのケイオス戦術なのかもしれません。

ラムズデール or ラヤ? GK問題総括

そこで思い出されるのが、この前ベジェニキが語っていた言葉。

「ミケルは俺たちが思っている100倍厳しい。

チーム内では熾烈すぎる戦いが繰り広げられている」

これが俄然真実味を帯びてまいりました。

「ミケルは信じられないような選手を、あのポジションでプレーさせようとしている」

俺が聞いて目ん玉飛び出たポジはGKではありませんでしたが、全てのポジションでそのような戦いが勃発しているということなのです。

しかしそんな中でも、ヴィエイラのように試合で気持ちを見せて先発を勝ち取った選手もいるし、とろサーモンのようにずっと控えでも出れば結果を出す選手もいる。

これこそがミケルの提唱する全員サッカー。

ラヤ移籍の際、ラムちゃんはこんなアンサーをしていました。

やってやるって!!

フットボールに楽なことなんてなんもないよ。と同時に、臨機応変に対応していかなきゃいけねぇ。これは弱肉強食の世界。俺も移籍したときそういうことがあった。だから同じことが起きないとも限らない。

そうなったらそうなったで、やるだけ。監督も言っテタけど、みんなお互いベストを尽くして戦って高めていくしかないって話。

GKはGKで固まってはいるけど、俺やマット、誰がプレーしてもみんなやることは一つ。

チームのこと考えたら落ち込んでる暇なんてないんすよ。チームファーストだし、GKファーストで考えなきゃ。

俺たちが今この位置で、そしてCLでプレー出来ているのも間違いなくラムちゃんあってこそ。

v レスター ラムズデール

得てしてメディアってのはストーリーを作りたがります。

だが、

ラムちゃんには死ぬほど頑張って欲しい。

そして切磋琢磨して、ラヤを超えるようなGKになって欲しい。この場所で。

ラムズデールは、あのレノから、このポジションを自ら勝ち取った漢だもの。

Bring it on!

やってやれって!!

チームファースト、GKファーストのラムズデールには期待しかないのです。

自由研究動画

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妄想記事を描いている猿

アーセナルのせいで日本に帰国できなくなった非国民、出家信者。「妄想8割・ガセ2割」をモットーにアーセナルのエア情報を垂れ流す意識低い系ブロガーとして、日本人グーナーのメディアリテラシー向上に貢献すべく、ほぼ毎日ブログを更新中。

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Arsenal (アーセナル) 猿のプレミアライフ

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