昨日冨安退団の記事をアップさせていただきました。
今回は冨安からの最後のメッセージを皆さんにお届けします。
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冨安健洋からの最後のメッセージ
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忘れられない4年間の旅を終え、ついにこの最高のクラブに別れを告げる時が来てしまった。
もちろん、言いたいことは溢れ出るほどあるけれど、一番伝えたいのは、皆さんがくれた沢山の愛に対する感謝。
チームメイト、ミケル、コーチングスタッフ、サポートスタッフ、自分を取り囲むクラブの全てのみんなと歩んでこられたことは本当に幸せだった。
エミレーツのピッチを初めて踏んだあの日から、赤と白のシャツに袖を通し、このエンブレムを胸に戦えたこと、それは本当に僕の誇りだった。
サポーターのみんな、スタジアムでも、画面の向こうでも、どんな時も支えてくれてありがとう。その愛と声援は、ずっと僕の中で生き続けていく。
チームメイトへ。みんなと沢山の思い出を共有できたことは僕の財産だ。選手としてだけでなく、一人の人間としての素晴らしさを僕は知っているから。
またきっと近いうち、ピッチで会えるのを楽しみにしている。
僕の戦う場所は変わるけれど、アーセナルで過ごした日々は僕の誇りとして、これからも生きていく。
Once a gunner, always a gunner.
ARIGARO。ではまたどこかで。
Tomi
冨安らしい、愛に溢れるメッセージ。
最後の「ARIGARO」に日本人としての誇りを感じてグッときましたね。
そしてこの言葉。
Once a gunner, always a gunner.
これは、
一度アーセナルのシャツに袖を通した人間は、一生アーセナルの人間だ。
という、アーセナルだけに伝わる、愛の言葉。
移籍当初、ウッチーから「アーセナルより上のクラブからオファーきたらどうする?」という質問に、冨安はこう答えていました。
ないですね。
アーセナルが元いた場所。
アーセナルが一番上だった時代に、一緒に戻ることができれば、今いる場所が世界最高の場所になるので。
だから冨安にとってこの退団は、志半ばでの退団。
でも冨安という漢は、そんな簡単に夢を諦め、途中で離脱するような選手じゃない。
間違いなく、相当な葛藤の末に出した結論だったと思う。
実際彼は、度重なる怪我や、最愛の母との別れを経験し、ローン移籍を志願するほど追いつめられていた時期があったわけです。
そして「人前に出られないほど心のダメージを負っている」という話も、実は多方面から聞いていました。
フットボール選手としてのキャリアは、本当にあっという間。
だとすれば、限られた時間の中で、どんな道を歩むのか。それを選ぶ自由だけは、誰にも奪えない。
だからこそ、ファン・ペルシーやセスクが何かを求めてチームを離れたとしても、俺は基本何とも思いませんでした。
何故なら、それは彼らの最善の選択だから。
全く応援はしないけれど、彼らの人生を決める権限は俺にはない。
(そういう意味では、全てを捧げてくれたロシツキーみたいな選手は神なんだよ!)
まぁ、そういう選択肢がある選手は幸せですよ。
でも、だからこそ、志半ばで去らざるを得ない選手は無条件で応援したい。というか、それだけが俺たちに出来る唯一じゃないか。
Once a gunner, always a gunner.
そしてこの言葉を口にできるのは、クラブに愛を捧げ、愛されてきた者だけの特権。
寂しいけれど、冨安がそういう選手で良かった。
冨安の新たな挑戦に、幸多からんことを。
そして俺も、明日をまた生きる。
アーセナルが元いた場所に戻る、その日まで。
そうなったらまたエミレーツ来てくれよな!
そん時はもちろん「Super Tom!」ですよ。
待ってんぞ!!
そしてもう一回俺に「井原さーーーん!」言わせてよ!!
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