【速報】アブラモビッチ資産凍結でチェルシーの何が変わるのか？

とんでもないことになってきました。

昨今のロシア・ウクライナ情勢を受け、クラブ売却を余儀なくされていたチェルシーのオーナー、アブラモビッチに急展開。

アブラモビッチが英国政府から制裁措置。これまで分かっていることをまとめました。

スポンサーリンク

チェルシーオーナー、アブラモビッチに制裁措置

3月10日、アブラモビッチがオリガルヒの一人であるとして、英国政府が制裁措置を発動しました。

❌ SANCTIONED: Roman Abramovichhttps://t.co/j1ehzJCjTq pic.twitter.com/0KMakrqpFm

— Foreign, Commonwealth & Development Office (@FCDOGovUK) March 10, 2022

「オリガルヒ タスクフォース」ってのが政府の本気度を表していますが、、、

制裁の内容は、資産凍結、英国の個人および企業との取引禁止、渡航禁止、輸送制裁等。

これにより、クラブの売却も容易に行えなくなった模様。

The Government would need to give special dispensation for the sale of Chelsea, and no money could go to Abramovich either directly or indirectly

‘He [Abramovich] will not get a penny from the sale of the club’

Likely to be a protracted process

— Steven Swinford (@Steven_Swinford) March 10, 2022

チェルシー売却は可能だが、その際政府の特別な許可が必要。
また売却で得た利益は、びた一文アブラモビッチには入らない。

売却しても、1ペンスもアブラモビッチには入らない模様。

また、その影響はアブラモビッチのみならず、サポーターにも派生…

Massive news: Roman Abramovich sanctioned. All UK assets frozen. Chelsea can still operate under a special licence but sale now on hold. Club will not be allowed to sell any more tickets – only season ticket holders can go to games for the foreseeable future.

— Martyn Ziegler (@martynziegler) March 10, 2022

チケットの販売も凍結。観戦可能なのはシーチケ所有者のみ。

Also: no merchandise sales allowed; no player transfers or new contracts; catering services will be permitted.

— Martyn Ziegler (@martynziegler) March 10, 2022

また、グッズ販売、新たな選手契約、契約更新も不可。

さらに、CLの試合出場も危うい状況とのこと。

‘Russia Regulations’ license also prohibits Chelsea spending more than £20,000 on any away game travel, which asks serious questions of Champions League logistics, starting with Lille away next Wednesday

— Sam Wallace (@SamWallaceTel) March 10, 2022

制裁措置の一環として、アウェイ1試合につき￡20,000(約300万円)以内であることが条件となっており、海外遠征の試合は厳しく、よってCL出場も危ぶまれているとのこと。

以上のように、わりと洒落にならない状況。

たださすがに、オーナー一人のせいでクラブの存続すら危ぶまれるのはいかがなものか？ということもあり、英スポーツ大臣の人は「そこはなんとかします！」と声明。

4/4 I know this brings some uncertainty, but the Government will work with the league & clubs to keep football being played while ensuring sanctions hit those intended. Football clubs are cultural assets and the bedrock of our communities. We’re committed to protecting them.

— Nadine Dorries (@NadineDorries) March 10, 2022

フットボールクラブは文化的な資産であり、コミュニティの基盤です。政府はリーグやクラブと協力し、制裁が意図したとおりに行われ、チームがフットボールを続けられるようクラブの保護に全力を尽くします。

ただ、ベンさんの指摘も置いておきたい。

幾つかの注意点。

この政治家が言うことは「言うべきこと」程度でしかなく、具体的な保証や約束は無い。

予想として、チームが試合や大会に出られなくなる、クラブが解体されるようなことが起こらないようには「文化財」として極力守られるが、それ以上のことはあまり読めない。 https://t.co/QzW9Yb3AOj

— Ben Mabley（ベン・メイブリー） (@BenMabley) March 10, 2022

幾つかの注意点。

この政治家が言うことは「言うべきこと」程度でしかなく、具体的な保証や約束は無い。

予想として、チームが試合や大会に出られなくなる、クラブが解体されるようなことが起こらないようには「文化財」として極力守られるが、それ以上のことはあまり読めない。

以上Twitter上の信憑性の高い情報を羅列してみましたが、これを見る限り「本気のやつキタ」って感じ。。。

ただ、この段階での情報なので、当然のことながら、今後変更される可能性は大いにありますので、あくまで参考程度で。

アーセナルは関係あるの？

一見我々には関係なさそうな話ですが、実はわりとあって、チェルシーとの直接対決がまだ未消化なんですよね。もしこれまでの販売分が適用されなければ、アウェイサポが入れない可能性大。

え、そんなこと！？と思われるかもだけど、あなたが思う以上にサポの力は偉大。

また我々が所属するこのプレミアリーグに関して言えば、プレミアが「世界最高峰のリーグ」と呼ばれるきっかけとなったのもオーナーのアブラモビッチでした。

いい悪いは別にして、彼が無限に私財をぶっ込むことで他の大富豪が追随し、世界中からスーパースターの集まる「世界最高峰のプレミア」が出来上がったのは紛れもない事実。

言いたかないけど、イングランドへの貢献度は計り知れない人物。

そんな彼が、このような形で国を追われることになるのは皮肉以外の何者でもありません。

そしてここは英国、イングランド。

俺自身、毎日流れてくる凄惨な映像を見ながら「なんとかならんか…」と心を痛めながらも、どこか別の世界戦の出来事のような気がしているのも事実。

とはいえ、英国も同じ欧州に位置するNATO加盟国。かの人の暴走を見ていると、いつ矛先が向いてくるかもわからないし、もし原発が…ってことも十分にありえる状況。

West Ham and Frankfurt fans last night 👊 pic.twitter.com/uTIjcAt4z1

— Football Fights (@footbalIfights) March 10, 2022

ELは今日も平和

そんなことが言えない状況が、一歩一歩近づいてきているのかもしれない。

なんて締めは嫌なので、

球蹴りなんて、所詮球蹴り。

「全てのものはこの平和のもとに成り立っている」を念仏のように唱えつつ、日々を生きていきたいと思う次第なのです。