「ステディアム・ラプソディ」プレミア16-17 ウェスト・ハム v アーセナル

West Ham United 1-5 Arsenal

Sat 3rd Dec 17.30 London Stadium

スターティング: 今季も始まっちゃったから本腰入れて更新しなきゃ！

アレク

チェンボ　高田先生　瀬尾君

シャカ　番長コケリン

ナチョ　コッシー(C)　ムスタヒ　ガブちゃん

とにかく守護神ペトルチェフ

■ゴール: 高田先生 (24), アレクハット！ (72, 81, 87), チェンボ (84) / キャロリン (83)

■交代：
66 瀬尾君 → ラムジー
87 番長コケリン → エルネニー西島
88 高田先生 → イヲビ君

■レフェリー: Craig Pawson 56,980

■メモ: 218 47 118

 
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逝って参りました、初ロンスタ。
オリンピックスタジアムってことで、観光客気分で参戦です。

しかしそんな軽い気持ちのせいで後に大火傷を負ってしまうとは、この時は知る由もなかったのでした。。。

 

道すがらエミレーツで定期のバリヤード様降臨、当然手を合わせて参ります。

ありがたや〜・・・。

これはさい先が良い。何かいい事が起こりそうな予感プンコプンコです。

※バリヤード様が定期で拝めるのは猿のツイッターだけ！
https://twitter.com/saru_gooner

 

Highbury & Islington駅からオーバーグラウンドの電車に揺られ、約20分ほどで最寄りのStratford駅到着。

東ロンドンに位置するここはオリンピックパークが建設されたエリアで、ロンドンの再開発地区。

猿が渡英した９年前などは駅前でひったくりが日常茶飯事だったこのエリアもすっかり様変わりし、ロンドンでも一、二位を争う立派なショッピングセンターが幅を利かせ、高層住宅も雨後のタケノコのようにそこいらじゅうに乱立。

これも全て、貧民を全て外に追い払い、強引に治安を改善したオリンピックの恩恵です。

 

さて今季からハマーズのホームとなったこのロンドンスタジアム、略してロンスタ。

以前のアプトンパークよりも近くなったんで俺にとっちゃあ願ったり叶ったりなのですが、なんかとんでもなく酷いことなってました。。。

まず駅からがスゲエ遠い。。。

巨大なショッピングセンターを通り抜ければすげえ近道のハズが、「ノーアクセス！」だそうで。。。

なんだそれ・・・。

まぁわからいでもないけど、駅から見えるような場所なのに逝けども逝けどもつかない、まるで埼スタの様相。

ただ中途半端に近いんで当然シャトルバスなどあるはずもなく、歩く事約20分ほどでようやく到着したのですが、なんか雰囲気、完全に郊外型のスタジアムになってましてね・・・。

アプトンを知っている人間にしてみたら、ぶっちゃけこんなのプレミアじゃないよ！っていう。

 

↓ちなみにこれが、町なかに突如現れる要塞アプトンパーク。

 

週末にはミサに参加する紫装束に身を包んだ信者達が四方八方から集まり、民家の前に建てられた週末限定の屋台を横目にゾロゾロ歩く光景含めてのプレミアだったのに。。。

ダメだぞこれ？

全くダメだ！

 

そしてようやく到着したはいいけど、

 

どこにもあのクソマズいハンバーガーが売ってねえんですよ！

↓これこれ！

ったく・・・。

どーなってんだ？タココラ！

 

でもさぞかしスタジアムの雰囲気はいいんだろうよ！と思い中入ってみると、

 

なんだこれ？

代々木第二体育館のデカイバージョンですか？

 

まずピッチとスタンドが果てしなく遠い。

アプトンはプレミアでも指折りのピッチの近さだったんですよ。そこだけとったらナンバーワンみたいなとこあったのに、なんだこれは？

天文学的に遠いよ！

それとすり鉢上になってないから、二階席の「まるで遠い国の出来事感」が凄いし、おそらく声援もこもらず逃げて行きそうなダメな感じ。

フットボール用に改築するみたいな事言ってたけど、ただ席を減らしただけで、ローワーの席がアーチ型になってる時点でアウツ！

あーあーあー・・・。

で、ここでやんの？

選手かわいそうに。

ってか、サポにも同情を禁じ得ねえわ。

そらサポ同士も揉めるわな・・・。

てか、マジ、バスケ鶏に譲ってやれば良かったのに！

こんなクソみたいな場所。。。

前半

試合前、この日もシャペコエンセへの黙祷が行われました。

 

じっと目を閉じるガブちゃんがSBでスタメン。頼んだよ！

ジルーが怪我でアレクが無条件トップ。サイドの瀬尾君、チェンボの快速コンビのスタメン定着は良い傾向。

そして番長とシャカがガチムチタッグを結成！アイアンズを力でねじ伏せる作戦。

 

さて、一方のハマーズはというと、、、

あれ？

 

キャロルいないの？

 

なんだよー・・・、

 

マジ余裕じゃね？（語尾上げ）

 

いやこれほんと、キャロル以外負けた記憶ないからマジで。

 

新しい監督だし、

そーいうの知らないのかな？

そーなのかな？

いやでもですね、選手紹介の時、「ナンバーなんちゃら、アンディ・キャロル！！！」が間違いなく一番デカイ声でアナウンスされテタからね。ベンチなのに。やっぱわかってる人にはわかってるやで。

 

ってことで、この試合余裕余裕！高みの見物です。

実際ものすごい高いとこから。

 

と余裕を決め込んでいると、ありゃ！ガブちゃんに故障発生・・・。

で、でも大丈夫！

なんたってうちにはサイドバッカーが豊富！特に右は！

ラムジーでしょ？コケリンでしょ？

なんならギプスだって出来んだから！

ガブちゃん無理すんな！

という声を聞く事なく、

無理してくれました。。。

 

慣れないポジションでここまで懸命にプレーしてくれたこの日のガブちゃんですが、どこか、あの飛行機事故への思いが込められているような気がするのです。

「彼等の痛みに比べれば」って、どこかでね。

そしてガブちゃんが送ってくれた「悔いのない今を」っていう言葉は、間違いなく自分自身への問いかけ。

そして実際悔いのないプレーを魅せてくれたと思います。

 

そんな魂のガブちゃんにストップされたパイエット？だかパイエだかいう人としょーもない比べられ方をされた先生ですが、

The debate continues at 5.30pm…#COYI pic.twitter.com/F6gRU6tWLA

— West Ham United (@WestHamUtd) 2016年12月3日

はい、余裕で一点目ゲトー！

 

ま、余裕やわな。こんなスタジアムなら。

60,000席？

どんだけガチのサポおんの？

ってくらい、そこはかとなくただよう軽薄感。

それは高尚なフットボールスタジアムなどではなく、密度の薄いただのイベント会場。

 

一点先制。

でも、そんな時でさえ、アプトンには怖さがあった。

いつ逆転されてもおかしくない、ヒリヒリした熱みたいなものが渦を巻いていた。

でもここにはないんだよ。

後半

だから後半アレクの2点目も想定内。

 

そしてたった2点獲られただけで、空席が目立ち始め、

 

3点目はスッカスカの体たらく。。。

 

いやマジ、どんだけガチサポいんのよ！？（苦笑

 

アプトンは絶対こんな事なかったやんな？

 

でもね、サポが帰りたくなるのもわかる。

駅まですげえ遠いし、その間交通規制で何度も止められるから一目散に逃げ出したい。そういうことなんだと思う。

いや正確には、真っ先に帰るのはサポじゃないかもしれない。試合結果なんかよりも自分の都合優先のイベントを見にきてみた人。

そういう人がいなくなれば当然歯抜けのスッカスカ。そして人がいなくなるから、とにかくしらける。

無駄にデカイから。

いやでもこんな空気感の中で毎回やってたら、ガチのサポでさえあきれて帰りたい衝動に襲われるんだろうなあとは思う。

俺がいうのもなんだけど、112年の歴史をこんな風にさくっと壊されたら腹が立たない方がおかしいですよ。いくら意識低い系サポでも。

 

先にもちらっと書きましたが、これは駅前商店街の問題にも似ているような気がします。スタジアムが郊外型になり完全ジャスコ化。そしてもれなく駅前の地元商店街が廃れて逝くっていう典型的なアレ。

でも事フットボールになると、これじゃあ駅前どころか、ジャスコでさえ潰れんじゃないの？っていういらぬ心配さえしたくなる、そういうしょっぱい雰囲気で、降格したら目をあてらんないよ！っていう。

少なくとも場所は変えるべきではなかった。百歩譲って変えたとしても、あのへんちくりんなスタジアムはなんとかすべきだったと敵サポながらそう思うんだから、ガチサポなんてはらわた煮えくり返ってんじゃないの？知らないけど。

もうとにかく、

フロントは間違いなく金の為に歴史を売った売歴奴！

そして、

ハムのスタジアム移転は大失敗と断言！

 

これを打破するには優勝するしかねーんじゃねえか？

とにかく勝って勝って勝ち続けて、ガチサポを増やすか、サポを満足させ続けるしかないよ、多分。

降格争いまっただ中みたいだけど・・・。

 

もう何度でも言うけど、

こんなクソみてえなステディアム、

バスケ鶏にくれてやれば良かったんだよ！！！

（ガッと目を見開いて）

 

とか、ぶっちゃけどーでもいーことをつらつらと書いてしまいましたが、あまりにもサプライズだったんで（悪い意味で）、ちらっと書かせてもらいましたが、

でもね、こんなカッスカスでスッカスカのスタジアムでもね、やっぱこの人、途中出場の馬の尻尾、キャロルが決めたんですよー！（ね？俺言いましたよね？）

ですが、

あまりにも歓声が少ないんで、我々が祝福してあげました！

ひゃっほー♪

 

てかハムもバカだなぁ。最初っからキャロっとけばいーのにー。

いや、コレほんとの話だぞ？

キャロっときゃ、もちょっと最後まで席埋まってたと思うぞ？

 

だがしかしその裏、チェンボのゴールですぐに4-1！

 

そのゴール後の、、、

番長な！

 

そしてサポ同様、死に体となったDFをあざ笑うかのようなアレクのハットでトドーメ！

そしてなにあのシュートの時のキックフェイントとか！

 

「アレクはぁ、サッカーのぉ、神様の、子供。神の子」（山本KID調）

 

そしてこれがまるで、

 

↓これのようだと話題に！

#Arsenal #Bergkamp #Henry #Ozil #Alexis @MesutOzil1088 pic.twitter.com/Hc89KxxjhN

— Carl (@Lagvilava7) 2016年12月4日

せやな！

 

そんな神の子の神々しすぎるハットと下々の者達の活躍により、名ばかりのロンドンダービーは5-1爆勝、オリンピックスタジアムのこけらを落として差し上げたのでした。

神の子再び降臨

試合後は久々スタメンフル出場、シュートも決めたチェンボのシャツプレゼント大会。

さらに、チェフまでも、なのですが、

チェフあげてんの初めて見た！

そんくらい大事な一戦だったっていうことだよなぁ・・・。

 

そしてガブちゃん！

おめでとう！

 

そして神の子はどこまでも神の子でした。。。

West Ham ball boys happy to see the best player in the world pic.twitter.com/kxL56W2jWX

— Ahmed (@Ahmed91Gooner) 2016年12月3日

 

おいハザード、見てっかー？

The difference pic.twitter.com/feaqcQfSoo

— JB™ (@gunnerpunner) 2016年12月3日

 

さて週末、リバポーが「ジャック&アホベ軍」に大逆転負け、大コケしたことによりリーグテーブルは大変動、我々アーセナル2位浮上です。

あ、皆さん大注目のマンチェスター・ユナイテッドFCはエヴァトンとギリ引き分けたみたいで「6位」くらいみたいです、はい。

 

寒空の中、意気揚々と外に出ると、ステディアム同様オリンピックの負の遺産が弱々しい光を放っていました。

 

これ維持費、なぼほどかかってんやろか？

 

そんな事を考えながら家路を急ぐと、

 

ロンスタもう一つの闘い・・・。

こりゃ、とっとと帰りたくもなるよな。。。

 

そんな地獄を抜け出し、ようやく・・・。

月明かりに照らされるエミレーツを眺めながら改めてグーナーである幸せを噛み締めた、そんな師走のウィーケェンドなのでした。

 

 

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